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御手洗はこちらです。

便所みたいなもんですね。

彼女と彼女の日常

「ねぇ、あたしの何処が好きなの」 その質問は今回のソレで72回目だ。この二年と3ヶ月の間で72回、約13日に一回はそう問いかける。それは、貴女がそうして確認をする周期が約二週間前後でやってくると言うことで、つまりは情緒が不安定になる時期であると言…

言えない言葉

「言葉にすると途端に安っぽくなる言葉って、多いよね」 空を舞う髪の先を、指で追いかけては纏め損ねる貴女は、何時も気怠げな目をしている。夕陽はあまりにも赤く、枯れる様な赤に侵食された校舎は、今すぐにでも崩れ落ちそうな気がした。一つの机は、お互…

滑稽

夜更け、今日も私は一人公園のブランコに揺られながら考えていた。平々凡々なこの人生に、どれ程の価値があるのか、思いつめていた。子もいなければ、妻もいない、何処から見ても冴えない中年のこの私の人生には、何があるのか。この歳になると全く笑えない…

苺の後味

私は苺が好きでした。甘酸っぱいステキな味がする。あの酸っぱさが、程よく甘さを引き立て、甘いだけでは終わらない、そんな果実。「ただいま」「おかえりなさい、お疲れ様」私はちゃんと幸せだ。間違いなく、幸せだ。しかし、求めた物と、今持っている物は…

僕はあの、苺の甘酸っぱさが苦手だ。 後に残るあの酸っぱさが全て台無しにしているように感じるにもかかわらず、 あれがないと甘いという感覚が際立つことはないのだ。 「愛してる」 なんて月並みな言葉しか口に出せないのも、それほどまでに勇気がなく、そ…

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